8.08.2011

【JASC日記】8月8日

皆さんこんにちは。今日はグローバル化RTから小林が担当します。

今日のプログラムは

午前:いくつかのグループに分かれて企業訪問
午後:RTタイム

でした。

午前は、300年以上の歴史を持つお香の老舗の
松栄堂」の皆様にお時間をとって頂き、
香の製造現場の見学や、畑社長からのレクチャーをして頂きました。

RTの中で、グローバル化の中の一つの大事なトピックとして、
「文化」についてもたくさん議論してきたのですが、
伝統と新しい時代のニーズの間でどう道筋をつけていくのか、
どう自分たちのアイデンティティを保っていくのかというところを、
プロの方から伺うことができたので、大変有意義な時間になりました。


午後は、僕らのRTでは京都のCool Japan Projectのオフィスに伺い、
お話を聞かせて頂きました。

CJPは日本文化を如何に継承し、
発信していくかという問題意識をもとに、
2010年9月に代表の石部さんが立ち上げられた団体です。
今回は、京都の西陣織の話を例に取り上げながら、
4つのkey questionを出して頂き、
それをもとにディスカッションするカタチでお話させて頂きました。

ディスカッションを通しての大事な気づきを一つ挙げると、
「守るべきものだから、それが義務だから、
日本文化を守る」のではなく、「良いところがあるから、
それが好きだから関わっていきたくなる」ようなカタチで、
日本文化を活かしていくという考え方が大切だという点は、
皆のコンセンサスだったと思います。

とはいえ、実際にその考え方を一つ一つの現場に
落とし込んでいくのは難しい作業であるのは間違いなく、
今後の大きな課題だということも改めて認識しました。


松栄堂の皆様も、 Cool Japan Projectの皆様も、
お忙しい中お時間をとって頂き、しかも英語でレクチャーして頂き、
本当にありがとうございました!
学んだことを、日々のディスカッションや
Final Forumの発表に活かしていきたいと思います!


小林歩

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