8.14.2011

【JASC日記】8月14日

どうも、多鹿ちなみです。
ホームの京都を旅立って4日目、
気がつけばもう沖縄サイトも明日が最終日です。

今、荒崎海岸からのバスに揺られ、
沖縄の海に沈む夕陽を眺めながら、
隣で爆睡中のるみを隠し撮り中です。


今日は朝からRTミーティング後、平和祈念公園、
糸数アブチラガマ、ひめゆり平和祈念資料館、
そして荒崎海岸を訪れ、大戦中の沖縄を、
見て聞いて感じてきました。

個人的に、事前研修でも訪れた
広島との類似点を多く感じていました。

大戦の犠牲者を弔うための平和祈念公園や
ひめゆり平和祈念資料館は、
過去を振り返り忘れまいとするとともに、
これから来るべき平和な世界を
創り出そうとする希望が感じられました。
京都サイトでも国際平和ミュージアムを訪れましたが、
日本は「平和博物館」が世界一多いそうです。
是非、国際平和ミュージアムにも!とここで宣伝。


糸数アブチラガマは当時のままの形が残されており、
まずはその広さと暗さに驚きました。
ガマの中から二度と出て来ることができなかった
多くの方々に思いを馳せるとともに、
また、糸数アブチラガマを一般向けに
公開してくださった現地の方に感銘を受けました。

30年以上そのままにざれていたガマを
人が入れる状態にまで整備すること、
全国から訪れる見学者にためにガイドを行うこと、
積極的に糸数アブチラガマで起きたことを
伝承しようとすることは、現地の方々にとって
決して容易いことではないはずです。
現地の方々と直接言葉を交わし、
生の声を聞けることがフィールドトリップの醍醐味ですね!

それぞれ半日ないしは1日をかけて
回る価値のある所を炎天下の中急ピッチで訪れ、
みんな疲れているはずなのに、
移動中のバスの中では熱い議論が交わされていました。

同じメディアRTでハワイ出身のElaineとは、
日米の「博物館」の展示の仕方の違い、
歴史教育の違い、パールハーバーの認識の違いに
ついて語り合っていました。
フィールドトリップの話をしていても
「中立性」「bias」などの話に繋がってしまうのは、
メディアRTの性ということで。笑


多くのひめゆりが自らの命を絶ったとされる荒崎海岸は、
琉球石灰岩のグレーがクサトベラの緑に覆われ、
岩場に沈む夕陽は悲しいほど綺麗なものでした。
私たちとほぼ同い年の学生たちが、
当時沖縄で同じ景色を眺めながら
何を想い何を考えていたのか、
分かる術はありませんが、
想像しようとし続けることが
今の私たちに出来ることなのだと思います。

明日には沖縄を経ち、東京に向かいます。
私たち第63回日米学生会議を暖かく
受け入れてくださった沖縄の全ての人に、
最終フォーラムで全力を尽くすことを誓いながら、
最終サイトに臨みたいと思います。

待ってろ東京!


多鹿ちなみ


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