8.02.2011

【JASC日記】8月2日

こんにちは。
慶應義塾大学総合政策学部2年の上江洲仁子です。

今日は、柏崎刈羽原子力発電所に行ってきました。
柏崎刈羽原子力発電所についてもう少し詳しく説明すると、
新潟県柏崎市と、同県刈羽郡刈羽村に跨る
東京電力の原子力発電所です。
略称はKK(ケーケー)というそうです。
それから、現在1号機から7号機までの7つの原子炉を有してます。
7基の原子炉が発生する合計出力は
821万2千キロワットに達し、
7号機が営業運転を開始した1997年7月2日の時点で
それまでの最大だったカナダのブルース原子力発電所を
抜いて世界最大の原子力発電所になったそうです。

柏崎刈羽原子力発電所では、
1.施設の案内、2.東電職員によるレクチャー、
3.バスでの周辺見学、4.地域の会によるレクチャー、
5.スペシャルトピックというのがありました。

それぞれ、もう少し詳しく説明したいと思います。

1.施設の案内
まず、施設案内では、模型を見学しながら、
原子力構造について、原子力発電所のしくみについて学びました。

2.東電職員によるレクチャー
1回目のレクチャーでは東電の職員の方による、
原子力発電所の安全性について学びました。

3.バスでの周辺見学
バスでの見学では、津波から守るための堤防などを見学しました。

4.地域の会によるレクチャー
2回目のレクチャーでは、地域の会の会長である
新野良子さんからの講演を聞きました。
地域の会とは、柏崎刈羽地域に、現に存在する
原子力発電所と対峙して生活せざるを得ない中で、
それが事故無く稼動することを願い、地域の会では、
発電所そのものの賛否はひとまず置いて、
事業者等の必要にして充分な情報提供に基づき、
発電所に係る安全について状況を確認し、
地域住民の素朴な視線による監視活動を行うとともに、
必要な提言等を行うことを目的に活動している団体です。

その講演で、私達は情報は全て鵜呑みにせずに、
つねに疑問を持って接することの大切さを学びました。
 
5.スペシャルトピック
スペシャルトピックでは、各グループのリーダーが
自由に話題を決めて、ディスカッションを行いました。
私達のグループは、放射能で汚染され、
立ち入ることする危ない土地をどのように
利用すれば良いかについて話し合いました。
地域の住民の自由と政府の役割が対立して、
とても興味深い議論になりました。

今回の柏崎刈羽原子力発電所での
一連の研修を終えて感じたのは、
海と発電所の距離がこんなに近いのか
というところに驚かされました。
地震が多く、それに伴う津波が起こる可能性がある日本で、
あんなに低い堤防で本当に大丈夫なのかと
とても不安になりました。
事前学習や、レクチャーを通して、
原子力発電所の安全性を保つために
とても努力していることは理解できたのできたのですが、
それでも実際に見るとなお、不安が残りました。
原子力がとても効率的なことはわかるのですが、
それが最もな方法なのかどうか、他の手段はないのか、
検討する必要があるのではないかと感じました。

そして、柏崎刈羽原子力発電所の帰りに、
なんと長岡まつりに行きました。
長岡祭りの歴史を短く説明すると、
1840年からの歴史で、戦後は、
「長岡市戦災復興祭」の名で復活し、
戦災殉難者の霊を慰めることに
重きを置くことになったそうです。
以来、戦後の長岡復興の象徴として再出発した長岡花火は、
市勢の発展と歩調を合わせ、名実ともに日本一の歩みを続けています。

そのこの花火、並大抵の花火とは全然違うかったんですよ。
数、迫力、華やかさ、もう、感動しまくりで、
瞬きももったいないくらいでした。
もう今までの疲れが吹っ飛ぶくらい、心から、花火を楽しみました。
この花火を見れたことに、本当に感謝感謝です。

最高に充実した1日を過ごすことができました。


上江洲仁子

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